IRBに供する資料の量はハンパない。
絶対的な量というより、そのランニングコスト。
今回は、少しでも経費削減を目指しIRB審議にiPadを導入しました!
というお話でやす。
ちなみにちなみに。
治験管理を経験した私としては、審査資料のボリウムそのものがゴージャスである。
新規申請資料一件分を審査するための資料の紙の量は、全部平置きにしてその高さは30センチに届こうかという代物。
それを、委員+事務局+陪席者分が送られてくるので(送らせているので)段ボールに何箱分、という桁である。
一回の治験審査委員会で、約5件の新規申請があったとしよう。
その紙の量は、
30㎝×20人分×5件=6M!
加えて、安全性情報に関しても、同様だとすると %&$?・・/< (^-^;
依頼者さん、お疲れ様!!
ところで以前、依頼者に新規申請資料の一冊分を作成することのコストについてアンケートを行ったことがあった。ファイリングの手間賃を抜きにして、
およそ、¥8000~¥20000/冊 とのこと。
その総計は。。。依頼者さん、ありがとうございます!!
さて、今回は自主臨床研究審査委員会について。
審査する資料は、治験ほどには届かないだろう、というのは、想像がつく。
依頼者から送られてくる資料は、緻密で細かくその分情報量も多いのだが、そもそも紙の質が良くて分厚いのかもしれぬ。
おっと、今回は、資料の質、量ではなくコストの問題。
コスト削減。
何しろ自前だからね。
わがIRBは新規申請分と、その他SAE報告等の継続審査資料に分かれている。
新規審査資料は、言うまでもなく、研究者が委員会に乗り込んできて、プレゼンします。
ですので提供された資料の読み込みは、あっちに行ったりこっちに来たり。
私のようなアナログ世代より落としを召された先生方が多い委員会としては、なかなか、一枚の電子板で、資料をウロウロするのは難しい。
委員長も、紙で見たいって言ってますしね~
ただ、継続審査資料は、その資料閲覧の集中度は格段に下がる(ように思う)。
メモする量も相対的に少ない(ように思う)。
その割には紙料が多い(治験に比べたら、、、大したことないない)。
では、とりあえず見せればよいのでは、が、基本的な考え。
加えて、病院長から、コピー代の経費節減を何度も何度も聞かされている。
では、そのコスパを考えてみましょ。
見て分かる通り、継続審査用の個人一回分の追加配布資料は、多分コピー用紙の一房約500枚に該当すると思われる。
これが、委員会委員分、事務局、陪席者分併せて、約30人分必要となる。
なんと、その枚数は一回のIRBで15000枚!
リサイクルペーパーが一箱2500枚入り約2500円だとしたら
なんとなんと、その値段は¥15000ー!!
コピーにもお金がかかります。
複合機の保守料金は、この際、共通機器として無視しますが、カウンター料金というもの。
ひとまず、
白黒 A41枚 約2円
カラー A4 1枚 約10円
として、単純計算しても、その値段は¥30000ー!!
一回のIRBで使う紙代は、¥合計45000ーですがな。
ところで。
必要経費は当然労働対価にもかかってくる。
この大量の資料をコピーし、インデックスをつけ、ファイリングし、、、
この人件費をざっと計算しても、大体、¥18000ー みなさまありがとうm(__)m
さて、一回のIRBでかかる「継続審査分」資料代は、ざっと¥63000ナリ
12ヶ月分で、約¥756000ナリ…
その他、光熱費、焼却処分代、複合機保守料金、
そして、なによりコピーするスタッフが喜んでいます(^^)
なお、気になる、導入費用は、、、またの機会に説明しますね。
以上、大分貢献できたように思います(^^)v
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